特別な趣が漂う羅州の名所との出会い。
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(旧)羅州駅は、羅州市民の抗日精神が窺える、光州学生独立運動発祥の地である。
1929年10月30日午後5時30分頃、日本人男子学生が韓国人女学生を愚弄し、これを韓国人男子学生が阻止したことが発端となり、瞬く間に韓日間の学生同士の衝突に膨れ上がった。これが、1929年の光州学生独立運動を即発させた羅州駅事件の全容である。これを機に、光州高等普通学校の学生たちは、日本の四大節の一つであった明治節(11月3日)の記念式典後に行われる神社参拝を集団拒否し、一斉に通りへと駆け出た。光州で起こった学生たちによる抗争の一報は全国各地に広がり、後に全国194校54,000人余りが参加した歴史的な事件へと拡散した。
こうして(旧)羅州駅は、光州学生独立運動の発祥地という歴史的意義が評価され、全羅南道記念物第183号に指定された。現在、(旧)羅州駅構内では、羅州駅営業当時の改札口や日本統治時代の駅員の勤務姿などが蝋人形で再現されている。駅のすぐ隣には、羅州学生抗日運動記念館がオープンされ、当時の学生独立運動に関する映像資料を見ることができる。