特別な趣が漂う羅州の名所との出会い。
歴史と現代文化が織りなす“美”、その美の恵み“ヒーリング”
永慕亭は、会津村の入り口にある丘のケヤキの森の中にあり、朝鮮前期のロマンチストで風流人であった白湖林悌(イム・ジェ)が、当代の士人たちと交流しながら数多くの詩を残した所で、栄山江が一望できるスポットでもある。永慕亭の近くには樹齢400年を超える榎の木が2本あり、周辺の景観もまた非常に素晴らしい。
永慕亭は、全羅南道記念物第112号に指定されており、帰来亭林鵬(イム・ブン)が亡父である林枰(イム・ピョン)が暮らしていた住居跡に建立した。当初は、林鵬(イム・ブン)の号からとって“帰来亭”と呼ばれたが、明宗10年に林鵬(イム・ブン)の2人の息子林復(イム・ボク)と林晋(イム・シム)が、父親を追慕するために再建し、亭名を“永慕亭”に改称した。永慕亭は、“両親を永く追慕する”という意味が込められている。
永慕亭で育ち、詩を書いた白湖林悌(イム・ジェ)は、浩然の気を捻じ曲げない風雲児だった。その抵抗精神の気概は羅州の人々にそのまま継承され、日本統治時代の1933年に、“会津改革青年会”が抗日の意を込めた演劇を永慕亭で公演し、日本の警察に弾圧されるという事件も発生した。
周辺の情報を確認してください。