羅州紫薇山城

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- 18-20, Sangdae-gil, Daean-ri, Bannam-myeon, Naju-si, Jeollanam-do, Republic of Korea
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- Admission
- Free
所有者 : state ownership
規模 : 740m
指定番号 : Monument No. 88
時代 : Monument No. 88
指定日 : 31450
羅州市潘南面にある紫薇山城は、栄山江流域の沖積平野である羅州平野を中心に位置しており、周辺一帯を治めることができる要衝の地である。城壁の全長が660mと規模的には小さい山城であるが、城内には建物跡とともに龍王川などの泉が残っており、有事の際は外敵の侵入を防御する山城としての機能も果たしていたと推定される。
紫薇山城に上ってみると、四方が全て開けている。大平原の要塞として、北に10km離れた栄山江辺には‘会津城’が、南方には‘月出山’が聳えている。西は咸平学校から南流する栄山江が取り囲んでおり、東は広い平野の奥に乾芝山のハンチ峠と徳龍山の徳龍峠を結ぶ大小様々な丘陵が、霊岩国師峰へと続き、立ちはだかっている。
標高わずか94.5mの低丘陵にある紫薇山城は、土と石を混ぜて城壁が築造されており、本来は内部に壕を掘って城壁を内托構造にしていたと思われるが、山の頂上から土砂が流れ込み埋没してしまったことから、城壁上段の高さに合わせて扁平になったものと推定される。紫薇山城内には、城門跡と思われる所が3ヶ所あるが、それと関連する遺構は残っていない。現在、山頂にある300坪余りの敷地には、ヘリポートが設けられている。