染職人‘鄭官采(チョン・クァンチェ)

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- Gaheung-ri, Dasi-myeon, Naju-si, Jeollanam-do, Republic of Korea
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所有者 : Jeong Gwan-chae (man, March 23, 1959)
指定日 : 37140
朝鮮時代の青系の色は全て藍染めされたもので、この藍を利用して様々な青系の色が作られた。藍の里‘羅州’は、国家無形文化財の染色技能保有者を2人有し、中でも鄭官采(チョン・クァンチェ)氏は韓国を代表する染職人である。
藍色は、天然染色の中でも特に表現するのが難しい色である。従って、藍の染料は、昔から高価で取引されていた貴重な染料である。藍の葉から抽出した自然染料で染色した衣類を身につけると、アトピーや各種アレルギー症状の改善効果がみられると言われている。一時伝統が途絶えた韓国藍染の伝統を再興させた鄭官采氏の作品は、翠玉色から濃玄色まで、神秘的な藍染色の世界を映し出している。鄭官采氏は、1978年に母親から藍染めを教わり、現在は栄山浦中学校の美術教師として活動する傍ら、技能保有者として伝統を引き継いでいる。2000年度の無形文化財指定報告書によると、鄭官采氏は、昔ながらの伝統を継承しつつも、同時に大量普及できる技能を保有していると記録されている。