羅州盤匠‘金春植(キム・チュンシク)’

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- 27, Jungnim-gil, Naju-si, Jeollanam-do, Republic of Korea
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所有者 : Kim Chun-sik(man, September 13, 1936)
指定日 : 31729
朝鮮半島西南部の文化の中心地であった羅州は、士大夫階級との交流が盛んであったために木工芸品が有名であったが、その中でも特に有名なのが“羅州盤”であった。
羅州盤は、丈夫且つ実用的で、四角盤では‘統営盤’とともに韓国の小盤を代表する。特に、朝鮮時代に王様のお膳として使用された漆塗りの円盤は、全て羅州で作られたほど有名である。羅州盤は、銀杏と金剛松製のものが最高級とされ、木目を活かすためにケヤキの木が使用されることもあった。堅く丈夫な作りと深い艶のある朱色の漆で塗られた羅州盤は、庶民の間でも有名で、朝鮮後期以降の拭き漆の木器は、全て羅州産と言われるほどであった。
羅州盤は、1986年に無形文化財第14号に指定された。そして、パク・パング、イ・ソッキュと息子のイ・ウンヨン、ウ・サンスク、チャン・インテなどによって継承されたものと思われる。羅州盤の技能保有者は、金春植(キム・チュンシク)である。金春植は、イ・ソッキュの弟子であるチャン・インテから技法を受け継ぎ、現在は息子のキム・ヨンミンが引き継いでいる。