古坟出土金铜棺

- Address
- 747, Gobun-ro, Sinchon-ri, Bannam-myeon, Naju-si, Jeollanam-do, Republic of Korea
- Tel
- 061-330-7800
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- 17
- Opening Days
- Closing Days
- Admission
- Free
所有者 : Naju National Museum
規模 : 1식
指定番号 : National treasure No. 295
時代 : The Three Kingdoms Period(the 5th or 6th century)
材料 : Gilt-bronze
指定日 : 35695
新村里古墳から出土した金銅冠は、失われた王国“馬韓”の痕跡を見せている。
潘南古墳群から見られる栄山江流域の古墳群は、専用の甕棺(遺骸を納めるための甕)を使用した巨大な墳丘墓からなり、山のように大きく造られていることから“造山”と言われている。これらの古墳の墓制を見ると、甕棺墓は墳丘墓の頂上部に大きな甕棺を埋葬し、壷(遺物を入れる広口壷)、装身具などが副葬品として埋葬された。特に、新村里9号墳からは、薄い板の上に麻布で巻かれた遺骸をのせ、頭部に金銅冠と腕飾り、耳飾り、首飾り、腰に鳳凰装飾の大剣と武器、足元には金銅靴が置かれていた。したがって、古墳を築造した人物が強大な勢力を有していたものと推定される。
出土した金銅冠は、国宝に指定されて国立中央博物館に、その他の遺物は国立光州博物館に展示されている。この金銅冠は、特に、保存状態が良好で、外冠と内冠からなる三国時代頃の冠帽としての形態がそのまま保たれている唯一の例であり、百済系の冠帽を代表するという点で、学術及び芸術的に非常に重要な資料である。